小児科ガイド:急な症状の対応・健診・予防接種のポイントを解説

現在の症状と過去の病歴、使用している薬等の情報をまとめておく

かかりつけ医を持つことが大切

医療機関を受診した際に、まず医師や看護師から聞かれることは、今ある症状、症状の経過、服用中の薬、これまでの病気や大きな怪我の治療です。

いざ医師を前にすると子供の症状を上手く説明できなかったり、伝え忘れてしまう項目がないとも限らないので、あらかじめメモにまとめておきましょう。

体のどのあたりが、いつから具合が悪くなったのか、思い当たる原因、現在・過去にかかった病気やケガ、他の医療機関で受けた治療の内容などをしっかり伝えましょう。これは今出ている症状が過去の病気やケガと関連している場合があるからです。母子手帳も忘れずに持参しましょう。

また「お薬手帳」がある場合はそれも忘れずに。お薬手帳とは、薬局で配布している手帳で、処方された薬を記入したり、薬のラベルを貼付できるようになっています。医師に見せるだけで正確な情報を伝えることができます。受診の際には、飲んでいる薬は持参しましょう。お薬手帳がなくても、前に使った薬名もメモして、受診前に意思や看護師に見せると良いでしょう。

大きな病院、あるいはインフルエンザ等が流行している時期の病院は多くの患者さんが来院しますので、受診までかなり待たされることもあります。ミルクや飲み物が必要な場合は持参しましょう。病院で受診前に飲ませる場合は医師や看護師に確認しましょう。